(動画は近日公開予定)

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南米最狂国のベネズエラに2週間弱行ってました。

ベネズエラの首都カラカスは人口あたり殺人発生率が世界1位の凶悪都市（2位はホンジュラスのサンペドロスーラ。危険で有名なヨハネスブルグとかは実は圏外。）
加えて、警察による悪質荷物チェック（と称した外貨没収）、客を黙らすため冷房キンキンで真冬並の温度にした通称・冷凍バス、など、いろいろ狂ってる。

僕が滞在していた街はまだ安全だったのですが、国全体が日に日に治安悪化し、最終的には現大統領が非常事態宣言を出した事で政情不安が高まったとこで限界を迎え、
本当はこの後、世界で最も雷が多い場所カタトゥンボに行くつもりだったんだけど、あきらめてベネズエラを脱出しました。

で、ベネズエラでは何をしていたかと言うと、
SF小説「ロストワールド」の舞台になっているロライマ山（ギアナ高地）に登ってきました！
（小説読んだことないけど）

ロライマ山はベネズエラ・ブラジル・ガイアナの3国に跨る巨大なテーブルマウンテンで、16億年前の地層がそのまま残っているという、世界最古の大地。
その独特な環境は、オタマジャクシでなくカエルのまま産まれてくるロライマヤブヒキガエルなど、固有の動植物を育んでいる自然のゆりかご。

ロライマ山が普通の登山と違うのは、普通の登山が頂上に到達する所がクライマックスなのに対し、ロライマ山は頂上に着いてからが本番。
2日以上かけて歩き回り、頂上に広がる手つかずの自然を覗きに行きます。

テレビやネットで見るロライマ山は空からの映像ばかりだけど、やっぱり自分で登るからこそ見られる景色が、感動があります。

◾️旅のティップス

〈見どころ〉
●ロライマ山トレッキングツアー
・ツアー&ガイドの探し方 …行き方は、大きくツアーに参加するか、自分で個人ガイド雇うかの2パターン（頂上は決まった道がないので、未経験者がガイドなしで行ったら即遭難）。前者は楽だが高い。サンタエレナという街のホステルとかで見つけられる。後者は大変だが安い。サンタエレナからバスで1時間のサンフランシスコ村という村にたくさん個人ガイドがいるので、それを人づてで探す。内容と料金は交渉次第。食事は自分で作るからとか、荷物自分で持つからとか、そういうのを駆使すれば、前者の25-50%ぐらいの価格で行ける。英語話せないガイドも多いが、ロライマは暇なので、むしろこれを機にスペイン語勉強するぐらいで丁度いいと思う。知り合った外国人パッカーの多くは後者で安く行ってた。僕は後者でうまくいかなかったので前者でPosada Michelleのガイドと相談して、1対1のプライベートツアーで行く事にした。
・ルート・日程 …大きく2パターンある。①6日間コース（頂上滞在1日半、頂上の半分は行けない）、②8日間コース（頂上滞在3日半、頂上の行けるとこは全部行く）。僕はプライベートツアーだったので、6日間でほぼ②のコースを回った。しかし、事前のリサーチ&ネゴ不足で、The Prowだけは行けなくなってしまった。体力ある男子なら6日間で②のコース回る事は十分可能。その場合のキャンプ地は、1泊目:Tek or Kukenan、2泊目:頂上の手前側のどこかのHotel（キャンプ地のこと）、3泊目:Hotel Coati、4泊目:2泊目と同じ、5泊目:1泊目と同じ。
●ロライマ山ヘリツアー …テレビで良く見るロライマ山の上空からの絵を見たかったんだけど、一台貸切2,500ドル（5人まで）と言われてあきらめた。オフシーズンで他の客あつめるのも無理あったし。
●エンジェルフォールツアー …シウダーボリバルまたはプエルトオルダスで申し込むと2泊3日ツアーで3万円ぐらい。ただ、行った人のブログとか見た感じから予想するに、ロライマトレッキング行ったらエンジェルフォール行かなくていい気もする。山という意味での迫力はロライマトレッキングの方が十分体感できるだろうし、滝という意味での迫力はイグアスの滝の足元にも及ばないはずなので。

〈時期〉
・ロライマ山トレッキングは雨季だと登るの大変なので、乾季の12-3月がベスト（雨季でもずぶ濡れを気にしなければ登れるが、ツアー客が集まりにくい）
・エンジェルフォールツアーは十分な水量がないとボートで近付けないので、雨季に入った後の6月中旬〜11月中旬がベスト
・両方行くなら雨季の終わりにあたる11月後半あたりがベスト

〈コスト〉
・5泊6日プライベートツアーガイド&ポーター（テント・寝袋レンタル付） Bf245,000（約33,500円）

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